【感想】ヴァイオレットエヴァーガーデンの私的学び・共感

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「ヴァイオレットエヴァーガーデン」は心を浄化させる作品、といってもいいのではないか、と思えるほどに感情を動かされる。

去年、外伝を見に映画に行ったのだが、斜め前方に座っていた2人組の女子高生は漏れる声を抑えきれないくらいに泣いていたし、同列に座っていた40、50代ほどの奥様方も鼻をすすって泣いていた。

そういう自分も何度か目頭が熱くなり、心臓あたりが締め付けられるような感覚になった。

なぜこの作品がここまで心をつかんで離さないのか気になったので、ヴァイオレットエヴァーガーデンの魅力についてちょっと考えてみました。

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本当に伝えたい気持ちは、言葉にし難い。

心で感じた感情や、それを誰かに伝えたいと思う気持ちというのは、自分の中に存在する。

でも言葉に吐き出そうとすれば、言いたいこととは逆の裏腹な言葉がでてきたり。

本当にわかってほしかったことを伝えるだけの言葉の表現ができない。

または、本当は伝えられたらいいんだけど、それを聞いた相手がどんな反応を見せるか怖い。

言葉にするのって大変。

そこで彼女たち自動手記人形の出番です。

ヴァイオレットが一流の自動手記人形になるために通った学校の先生の言葉が気になりました↓↓

手紙とは、そもそも人の心を伝えるもの。

よきドール(自動手記人形)とは、人が話している言葉の中から伝えたい本当の心をすくいあげるものです。

ヴァイオレットエヴァーガーデン 第3話より

自動手記人形サービスは、顧客の話を聞きながら、本当に伝えたいであろう気持ちを言葉に起こします。

彼女たちは最強のライターなわけですね。

気持ちを相手に伝えることがテーマになっているだけに、作中の言葉の選択が、、、すごいです。(小並感)

ヴァイオレットの心は空の箱。

戦争の「道具」として使われたヴァイオレットは感情を持たずに成長しました。

そのため命令がなければ自分から食事をすることもしないほど。

そんな偏った視点を持たない彼女は、ある意味究極に純粋。

ヴァイオレットは戦後、少佐が自分に言った「愛してる」とは何か、そしてなぜ自分に言ったのかを知りたくて自動手記人形になります。

「愛してる」を知るために、人の様々な愛を手紙に書き起こすヴァイオレットが、少しずつ感情を見せるようになっていく変化もこの作品のいいところ。

言葉をもっと知ろうと思った。

人の心は豊かで複雑な動きをするのに、それを十分に言葉で表現できてないな、と思った。

ブログを書くとき、「どう書いたらいいんだろう・・・」と悩むことはよくあります。

伝えたいことを、うまく文章にできないというか。

文章を書く勉強が必要だなと日々感じます。

人を感動させる文章を書ける自動手記人形ってほんとにスゴイと思います・・・(笑)

同時に、言葉が人に与える影響力ってすごいんだなあと。。。

ホント最強のライターですね彼女たちは。w

まとめ

人に気持ちを伝えることって難しいからこそ、伝えあうためにある言葉をもっと大切にして、大人になっても学んでいく必要があるな、と考えさせられました!

アニメの画はとにかく美麗で、街並みがめっちゃオシャレです。

こんな町のカフェでブログをカタカタと書きたいなあ~なんて思う感じの雰囲気。(よくわからん)

小説は最終巻が発売されましたね。外伝もあわせて全4巻です。

Bitly
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