20歳を過ぎてから、少しずつ結婚をする人がみえるようになってきた。
僕の出身はとても田舎の出身で、クラスは1つ、その教室には23人ほどしかいなかった。
幼稚園からずっと変わらないメンツで中学を卒業した。
そんなもはや全員幼馴染といえる集団の一人が結婚式を挙げることになったらしい。
ラインで
「結婚することになったからよければ参加してくれ」
といった内容がグループラインに載せられていた。
クラスの大半は参加する意向のようだ。
きっと僕らの近しかった人間が結婚するという初の経験に興味もあってぜひ参加したいと考える人間も多かっただろう、と個人的に分析している。
そのなかで、結婚する友達と仲のいい人間の数人が、
「みんなで何かプレゼントしたいんだけど、参加しても良いよ~って人は教えて!」
とラインで働きかけた。
式に行けない人もお祝いの気持ちでってことで数千円を支払った。
おれもその一人だった。
支払った理由を正直にいうと、
「支払わないと周りの印象が良くないかもしれない」
と思ったからだった。
少し考えてみてほしいが、今後もみんな同じように参加するのか?
今回その友達の式に、ほとんどが参加してくれたのは先駆者利益のようなもので、つぎつぎと式を挙げるようになっていくであろう数年後はもう、大した人数は集まらないと思う。
なぜなら、
- 家庭ができ始めてみんな忙しくなる。
- 結婚式がどんなものが十分に思い知る。
- 何度も行われる結婚式を面倒と感じ始める。
であろうからだ。
結婚式は本当にその人を祝いたいと思う人が行くべきだと思う。
別に人数合わせで人を呼ぶ必要もない。
というか、ラインで結婚することになったと伝えるのはいいけど、もし伝えたうちほとんどが来なかったとしたらメチャクチャ悲しくならないか?
みんな結婚報告に対しては
「おめでとう!」
「ぜったい式行くわ!」
などと言っていたが、どれだけの人が本当に祝いたいと思って参加したのだろうか?
「結婚式に参加したら自分の時も参加してくれるハズだ」
そんなことを考えて参加してしまう人もいたかもしれない。
仲のいい人間関係にある一部が、グループラインに
「みんなでお祝いのプレゼントしたいから資金を集める」
なんて話を振ってきたら、なかなか断るわけにはいかないじゃないか。
プレゼントあげたいなら仲良しグループ内で資金を出しあって買えばいい話であって、それほど関係のない人間にまで、実に便利なsnsをつかって声をかけるなよと正直思った。
(そして結局、本人に渡すのはもちろん、仲良しグループがメインに映えるような形で渡されたのだろう。ってのは参加してないおれの完全な妄想www)
心から「行きたい!」って思ってない人の式に参加するのって、当人たちにもよくないことだなとおもう。
結婚式はそもそも本人たちが勝手に挙げるもので、当人が幸せならそれでいいのだ。
わざわざ人をたくさん集めようとする必要はないと思う。
結婚式に参加するのにもお金がかかるし。
数万単位で祝儀って払うものでしょう。
そしてその割には大した内容がない。
それもそうだ。
会場に集まる人間は新郎新婦それぞれの同級生や親族 etc、、、。
そんな多様な人間が集まる環境の中、あまり身内ネタのようなものを取り入れすぎてもわからない人間は多いし、そこを気にしすぎるとツマラナイ普通の内容になってしまう。
スピーチには言ってはいけないフレーズがいろいろあるなど、難しいらしく、とてもカタイ。
そんなお堅い式って、おもしろいの?
、、、しかし、以上のことをいろいろ言っていると、ほんと結婚式って難しいなと、そう思います。
本当に心から祝いたい人だけが、うまい具合に、なんの気疲れもなく集まれるようなシステムが開発されたら、ほんと助かるんだろうな、と強く感じます。
今後、いろいろな結婚式にもし参加、または自身が式を挙げるようになったら、考え方がまた変わるかもしれないが、現状の自分が感じた、よくまとまらない考えをまずは残しておきたいと思ったので書いた。
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