この間、親が仕事で使う新しいパソコンを見るために一緒に家電量販店に行ってきました。
店頭に並ぶパソコンを見ていると、あることに気が付きました。
「無駄に性能の良いパーツを突っ込んでパソコンを高く売りつけてね?」 と。
私は趣味で自作パソコンを組むので、ある程度パソコンの性能などには理解がありました。
店のパソコンをみたらどれも”要領の悪い”スペックばかりだなと感じました。
そんな経験をして、世の中にはパソコンについて詳しくなくて、お店で20万から30万の高い値段でパソコンをかっているひとが実は結構多いんじゃないか? と思いました。
実は買い損してるかもしれません。
家電量販店で無駄に性能の高いパソコンを買う必要はない!
今回はMicrosoftのOffice、ネットサーフィンなどの基本作業に十分なパソコンのスペックってこんくらいで大丈夫、むしろもっと快適じゃん! といった内容です。
総合的なパソコンの性能を決めるパーツは「cpu」、「グラフィックカード」、「メモリ」、「ストレージ」です。
これらのパーツ選択で、必要十分な構成にしていきましょう!
1:事務作業ならcpuはcore i3で十分!
cpuはパソコンの脳みそのようなポジションで、いろんな計算をしてタスクの処理を行うダイジな場所です!
cpuにはグレードがあり、高いグレードほど計算が速くなるので、処理が速くなります。
前提として、cpuのグレードは
- atom
- celeron
- pentium
- core i3
- core i5
- core i7
- core i9
の順に高性能になっていきます。
coreシリーズは数字が大きくなるほど性能が良いのでわかりやすいですね。
家電量販店にならぶパソコンのタグをみると、ほとんどが「core i5」か「core i7」です。
もちろんcore i3やcerelon、pentiumなどのグレードもありますが、ラインナップが少ない印象を受けました。
しかし、実際の事務作業(officeを含む)の仕事で使うパソコンはcore i3で十分使えます。ストレスも無く。
インテル社のこれらのcpuは、現在9世代までリリースされてます。
- core i3-9000
- core i5-9400
- core i7-9900
9世代のcpuだと、上のような表示になっています。
とりあえず、4ケタ目の数字が世代を表すので、そこで世代を確認してください。
十数年前のcpuと違い、近年のcpuはたとえ低いグレードでも、十分に普段使いできます。
youtubeなどの動画を見たり、officeのパワーポイントで資料を作成したり、マインクラフトなどの軽量のゲームも、ストレス (処理が遅くてカクつく等) がないほどにはこなしてしまうスペックが彼(core i3)にはあります。
さらに数万円高いcore i5やcore i7を購入する必要はないのです。
しかし、だからといって「よし、じゃあcore i3を搭載したパソコンを買おう!」
となるのは早計です。
そのまま家電量販店でcore i3を買うと
「あれ、なんか動きがモッサリするじゃん、、、」
なんてことになる可能性があります。
理由はおそらくメモリーにあるでしょう。
次の項目でお話ししますが、window10は4GBのメモリーでは物足りないのです。
そのため動作が遅くなる、という現象が発生します。
2:パソコンのメモリは8GB以上がオススメ!
大手の電気屋さんでは、新しい8世代のcorei7やcorei5のCPUが搭載されたパソコンばかりが並んでいます。
それでいてメモリが4Gb。記憶媒体はHDD。
といった内容のパソコンもちらほらとありました。
パソコンはCPU性能が高けりゃいいってだけの話ではないと私は思うんです。
「Windows7は2020年1月14日にサポートが完全に切れて、Windows10にみんな移行しましょうねー!」
みたいな流れに世の中なっていますよね。
私はサポートが切れようが別にwin7使ってていいじゃん派なんですが。。。
その話はさておき、win10というOSがどれほど常駐でメモリを食うかご存じですか?
windows10 64bitでは最低限の動作を保証する物理メモリ容量が2GBです。
OS立ち上げていくらか操作したらこの時点でメモリ4GBのパソコンは50%もメモリが使われる感じになります。
さらにですよ、googleを開いてタブを6つ程開いた状態にすると約750MBのメモリが使われる感じになります。
残りのメモリは1.2GBほどになります。
もう結構カツカツだと思います。
これではパソコンの動きが遅くなっても仕方ありません。
僕の妹が使っているパソコンがいい例です。
CPUがcorei5で、メモリが4GBです。
そのパソコンでは、google開きながらofficeで作業し、エクスプローラーを開いてファイル操作をしようとするとフリーズしたようになり、なかなかファイルが開かなかったり、他のソフトウェアの起動が遅かったりします。
CPUの性能が高いにも関わらず、メモリが4GBで性能がギリギリのために、このような使い心地の悪い状態になってしまっているのでしょう。
以上の理由から、win10を使うのであればメモリは絶対に8GB以上にすることをお勧めします!!
8GBの次のラインナップは16GBになると思いますが、これは主にパソコンでゲームをする方や、映像の編集をする人、ネット配信をする人にはちょうどいいと思います。
一般的な事務作業をする人たちにとってはおそらく余してしまうメモリ容量だと思います。
3:ファーストストレージはぜひともSSDにしたい
win10のインストール先はHDDではなくSSDにしたほうがいいです。
理由は起動速度がゼンゼン違うからです。
そもそも、HDDとSSDでは読み込み方に違いがあります。
○HDDの場合
あなたがアクセスしたいデータを開こうとしたとき、HDDは記憶容量の端から端まで順番にデータを検索します。
そのため、あなたの欲しいデータを探すまでに時間がかかります。
イメージとしては、積み重ねられたプリントの山を上から順番にめくって、目当ての1枚を探していく感じです。
めちゃくちゃ大変そうですよね。
〇SSDの場合
いっぽう、SSDは欲しいデータを一発で抜き取ります。
カテゴリ別にファイルで分別され、整理整頓された美しい棚から優雅にお目当てのデータをスッと抜き取るわけです。
よってSSDのほうが読み込みが速いので、OSを入れるならSSDでキマり!ですね。
4:買うならパソコン工房かドスパラがオススメ!
家電量販店だと、「ちょうどほしいパソコンの構成がない!」
というかんじなので、自分でオプションをいろいろ決められてかつ、余計なソフトウェアがはいってないパソコン、ということでパソコン工房かドスパラで購入することをオススメします。
こちらのサイトは家電量販店よりも安く、メモリやストレージ容量の変更もオプションで行えるため、自分の欲しい構成にしやすいです。
パソコン工房のサイトはこちら⇒ https://www.pc-koubou.jp/
ドスパラのサイトはこちら ⇒ https://www.dospara.co.jp/
まとめ
僕のおすすめのビジネスパソコンの構成としては、
- cpuは9世代のcore i3
- ストレージはssdで容量は500GB(または1TB)
- メモリーは8GB
です。この構成ならビジネスシーンで困ることはまずないと思います。
僕は親の仕事用のデスクトップパソコンをこの構成で選んでパソコン工房で購入するように勧めました。
以前まで使っていたパソコンはwindows7で、動作がとても遅かったのですが、現在のパソコンに変えてからは起動が早く、とても快適に使えているようで良かったです!
価格はだいたい13万円程でした(24インチのiiyama製モニターとlogicoolのキーボード込みです)。
実際に購入したPCはこちら⇒ https://www.pc-koubou.jp/products/detail.php?product_id=686919
こちらのリンク先のパソコンで、オプションからパーツを変更していく感じです。
家電量販店で17~20万円のcore i7搭載の無用にハイスペックなパソコンを買うよりも、動作も早くて快適に使えるこちらの構成のほうが正直コスパがいいと思います。
「20万もする高いパソコンを買わなくても快適に使えるパソコンがありますよ!」ということを、どうしても伝えたかったのでこの記事を書きました(笑)。
パソコン選びに迷ってる方の参考になれたらシンプルに幸いです。
以上でおわります。
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