俺は情報系大学を2年留学して半分以上卒業を諦めつつもなんとか最後の火事場の馬鹿力によって卒業資格をもぎ取った。のだが、その後はもともと枯渇しかけていたエネルギーが払底され、卒業時期もたしか3月末とかだったため、就活するにも時期が悪く、地元でIT系企業へ就職するつもりだったが企業が少ない上に募集も少なかった。
そんな俺をみていた親は自営業をしているのだが、取引関係にある会社へ俺を斡旋した。親には多大な迷惑をかけたし、とりあえず正社員として働き口にありつけるならそれでいいかと考え、面接をしたのち入社した。
大卒というだけで期待のルーキー扱い
その会社はなんと1人も大卒資格者がいなかった。従業員数は2店舗合わせて約13人の中小企業だ。だから大卒のおれは頭が良くて、ゆえにある程度仕事もできるのではないか、と思われていたかもしれない。しかしおれはケアレスミスが多く、割とボーッとしてるために、入社当初の期待を早々に真っ二つに両断する事になった。
大卒というだけで「頭は良い」と勘違いされている
そんなこんなで自尊心を定期的に損失し続ける社会人生活を4年続けているのだが、そんな俺が仮に他社員と同じ高卒であり、PCがいじれるという得意分野を持っていなかったならば、おそらく俺は仕事ができないただのダメ社員の烙印を押されていただろう。いやすでに押されているかもしれないが。
しかし、極稀に大学の知識が活かせる瞬間というのがあり、その拍子に「お前ほんと頭は良いよな」と言われたことが何度かある。もちろん俺の頭が良いわけではなく、大学で学んだ知識がかろうじて活かせた奇跡の瞬間に過ぎないため、過分な評価である。
ちなみに「頭は」と言われてる時点で「仕事はできないが」という言葉が隠されていることにも気づいている。
さらにちなむと高校は進学校だったが、情熱は部活に注いでおり成績は下から数えたほうが圧倒的に早かった。
趣味のお陰でPCまわりのトラブルや不明点を解決できる
そして、業務で使うPCのトラブルや不明点については、真っ先に白羽の矢が自分に立つようになった。俺は情報系大学をでていたし、趣味で自作PCを組んでいたりもするため、PC関連はあるていど得意でいるつもり。その知識が役立つ場面がちょくちょくあり、一目置かれてる、ような気がする、、、。
他の人が持ってない得意分野や経歴があると仕事ができなくてもなんとか生きていける
要するに会社の中で俺は唯一の大卒であり、PCに一番詳しいというポジションなのである。別に俺が素晴らしい人的資本であるという話ではまったく無く、むしろその逆なのだが、ただ組織の中で他人より少しできることがあれば仕事があまりできなくてもそこまで村八分にはされない、ということだ。通常業務はできないなりにミスをしないように都度改善するしかない。
いま、卒論キツいし単位足りなくて大学辞めたいと思ってるなら
大学を2留した末に卒業した俺に言わせてもらえるならば、いま大学キツくてやめたいと思ってるならちょっと思い直してほしい。SNSなどで「大卒資格なんて必要ない」と発言するインフルエンサーの方々がいるだろう。しかし、それを鵜呑みにして大学をキツいからやめようとしている昔の俺みたいな人間が本当に辞めると、ステータスはなんの資格も能力も持たないただの高卒になる。
インターネットで起業して1発逆転する1%の人間になる自信があるのなら、一度の人生なのだからチャレンジするのも否定はしない。
しかし大抵の人間は会社員に落ち着く。そのときどの会社を選ぶか、という選択肢が高卒だとかなり狭まる。転職するにも大卒のほうがやりやすいだろう。
今後40年という長い時間を大卒で生きるか、それともわざわざ難易度上げて高卒で生きるか。・・・どちらを選ぶかはいまの君次第だ。